子どもの近視ナビ

近視抑制治療の選び方・比較

主な近視抑制治療の特徴を一覧で整理しました。お子さまに合う方法を眼科で相談するための地図としてご活用ください。

最終更新: 2026年6月

低濃度アトロピン点眼、オルソケラトロジー、近視抑制眼鏡、近視抑制コンタクト、赤色光治療を並べて比較する模式図。

子どもの近視の進行を抑える方法には、点眼・コンタクト・眼鏡など いくつかの選択肢があります。どれも一長一短で、「これが一番」と一律に決められるものではありません。 年齢・近視の強さ・生活スタイル・続けやすさをふまえ、眼科と相談して 選ぶことが大切です。ここでは主な方法を一覧で比較します。

主な治療の比較(早見表)

方法使い方特徴・向いている人
低濃度アトロピン点眼1日1回点眼手軽で実績が長い。点眼が続けられる子に
オルソケラトロジー就寝中に装用日中は裸眼。抑制効果が高め。レンズ管理ができる家庭に
DIMS / Stellest 眼鏡日中に装用ふだんの眼鏡で取り組める。点眼・CLが苦手な子に
MiSight / EDOF コンタクト日中に装用日中の見え方と抑制を両立。CLを扱える子に
赤色光治療専用機器を1日数分効果は高めだが長期安全性は研究段階。慎重に検討

※ 効果・費用には個人差・施設差があります。詳細は各記事と受診先でご確認ください。

選ぶときの3つの視点

  • 続けやすさ:点眼・コンタクト・眼鏡のうち、 お子さまが毎日無理なく続けられるものを。効果は「続けてこそ」です。
  • 年齢と近視の強さ:低年齢ほど進行が速い傾向があり、 早めの開始が検討されます。近視の強さによって向く方法も変わります。
  • 費用と通院:いずれも自由診療(保険適用外)で、 定期通院が必要です。費用と保険もご覧ください。

もっと詳しく

各治療の詳しい解説は、以下の記事をご覧ください。

いずれを選ぶ場合も、屋外活動などの生活習慣が土台になります。お子さまの数値での進行の目安は予測ツールで試算できます。

参考文献

  1. 日本眼科学会 近視管理用眼鏡(多分割レンズ)ガイドライン(第1版) 日本眼科学会雑誌. 2025;129(8):855. [リンク]
  2. Yam JC, et al. Two-Year Clinical Trial of the Low-Concentration Atropine for Myopia Progression (LAMP Study). Ophthalmology. 2020.
  3. Cho P, Cheung SW. Retardation of Myopia in Orthokeratology Study (ROMIO). Investigative Ophthalmology & Visual Science. 2012.
  4. Lam CSY, et al. Defocus Incorporated Multiple Segments (DIMS) spectacle lenses slow myopia progression: a 2-year randomised clinical trial. British Journal of Ophthalmology. 2020;104(3):363-368.
  5. Chamberlain P, et al. A 3-year Randomized Clinical Trial of MiSight Lenses for Myopia Control. Optometry and Vision Science. 2019;96(8):556-567.

実際の近視進行には大きな個人差があります。本ページは一般的な情報提供であり、 診断・治療に代わるものではありません。気になる症状がある場合は眼科を受診してください。